気温が上がり、痛風発作が出やすい時期になってきました。　汗をかく季節になり、体内の水分が失われること、尿酸は汗から出ていかないことによって、血中尿酸値が上がり、血液中に溶け切れなくなった尿酸が、関節滑膜に結晶化されやすいのが原因と思われます。

痛風は生活習慣病の側面が強く、
・水分補給の不足とそれに伴う尿量の減少（尿酸は尿と糞便からしか排出されません）
・尿酸材料となるプリン体摂取の過多
・アルコール摂取（アルコールは酒類を問わず尿酸値を上げやすくします）
・遅い夕食（夕食で食べた分の老廃物が寝る前までに排出されにくいです）
などがかなり影響してきます。

また、水分不足、脱水は腎臓の機能を落としてしまうことがあります。その他にも、水分不足によって便秘になってしまう方も増える時季です。適切な水分補給をお願いいたします。

※腎機能が低下すると、水分制限がお医者さまより申し渡されることがあります。そういった場合は、必ずお医者さまの指示通りの水分摂取量を守ってください。