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【脂肪肝注意!】食欲の秋と中性脂肪

残暑厳しい季節となってきましたが、一方で秋の訪れを感じる時季になりました。これからの季節は "食欲の秋" になって来ますが、秋の味覚には注意が必要です。 秋の味覚である果物には「果糖」が含まれており、ほとんどが肝臓で代謝され、中性脂肪に変換されます。
この果糖のやっかいなところは、満腹中枢を刺激しないため、いくらでも食べることができてしまいます。
このため、過剰に摂取してしまった果糖は、中性脂肪になった後に肝臓に蓄えられて「脂肪肝”」という状態を引き起こします。
俗に言う「フォアグラ状態」の肝臓となってしまいます。

脂肪肝そのものは自覚症状がなく、危険性を認識しにくいですが、進行すると、肝炎や肝硬変、果ては肝臓がんに進行する可能性があり、早期に対策を取り、脂肪肝の状態を解消するのが良いと思われます。
対策は「適切な食事(特に糖質、アルコールの摂り過ぎに注意)」、「適度な運動」により「減量する(痩せる)」ことが基本となります。
是非とも、"スポーツの秋" を取り入れて欲しいです!

また、食品の甘み付けとして多くの製品に利用されている「果糖ブドウ糖液糖」も体によろしくありませんので、なるべく避けるようにしましょう。

※最近「痩せるというよりもやつれてきた」という方(フレイルの可能性)や食欲がわかない方などは、果物が重要な栄養源になっている場合、無理にやめる必要はありません。また、心臓に疾患があったり、ヒザを痛めているなどが運動する場合は、症状が悪化する可能性があるので医師と相談した後に開始する、なるべく弱めの運動から開始するなどケースバイケースでの対応をお願いします。皆様個々人の状況に合わせた食生活、運動療法をしていってください。

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